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ドイツ1部監督。青森山田前監督

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板垣孝司の全レシーブ克服
元青森山田学園卓球部監督、現ドイツプロリーグ1部チームのヘッドコーチ。初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを紹介します。
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2022年12月10日 5:48 公開

2022-2023 ドイツ・ブンデスリーグ 第8節 vs ベアグ・ノイシュタッド【 バースティーとキリアンが大活躍!】大激戦を制す!

2022-2023 ドイツ・ブンデスリーグ 第8節 vs ベアグ・ノイシュタッド【 バースティーとキリアンが大活躍!】大激戦を制す!

前節のデュッセルドルフ戦から1週間後、ホームにベアグ・ノイシュタッドを迎えての第8節。

デュッセルドルフ戦でのティモ・ボルとの試合中に肩を痛めた宇田選手は、1週間クニックスホーフェンに残り治療しながら少しずつ練習を再開。「まだ少し不安はありますが試合には出れます!」と何とか試合に間に合いました。

対するベアグ・ノイシュタッドはエースのデュダ選手(ドイツ/WR34位)、東京オリンピック・シングルスベスト8のアサー・オマー選手(エジプト/WR26位)、ミノ選手(エクアドル/WR71位)、ルイッツ選手(フランス/WR667位)の布陣。メンバー的にはほぼ五分五分。昨シーズン、バースティーとキリアンはデュダに勝利したことはあるのものの、もちろんやってみないとわからない。バースティーはミノに負けている。新加入のルイッツは全てフルスイングのパワーヒッター。当たると強い相手。肩に不安がある宇田選手でしたが今節はエース起用。キリアンが2番、バースティーが3番。

試合開始45分前にオーダー交換。なんとデュダが2番に出場し宇田選手と第1試合。バースティーは3番でミノと。デュダがダブルスに出場できるのでダブルス勝負はかなり厳しい… 試合間にダブルスのサーブ練習を入念にしていたオマーがダブルスに出場か。

17:00 試合開始

1番 宇田 vs デュダ。第1ゲームからテンポの良い宇田に対しデュダは防戦一方。長いラリーのほとんどないサーブレシーブと台上の勝負。第1ゲーム・第3ゲームともに先にゲームポイントを取っていた宇田でしたが、

試合後半に相手にネット・エッジボールが連続して入り、勝負どころを勝ちきれず1対3での敗退。

2番 キリアン vs ルイッツ。第2ゲームからキリアンのバックサーブに慣れてきたルイッツのプレーが急に噛み合い始め、最終ゲームに突入。焦ると無理に回り込みたくなるキリアンに「バックを使え!バックで勝負!」と声をかけ8対8から連続ポイントを挙げ貴重な勝利。

3番 バースティー vs ミノ。パワーはないものの固いブロックと癖のあるフォアドライブがやりにくいミノに対し、昨シーズンの敗戦を生かしたバースティーが抜群の集中力と勝利への執念をみせ3対0での勝利!

4番 宇田 vs ルイッツ。ここで勝ちたい試合でしたがルイッツのトリッキーなレシーブと一発のフォアドライブにペースが掴めない宇田は1対3で敗退。

5番 バースティー・キリアン vs デュダ・ミノ。右右のダブルスながらラリー戦ではポイントを挙げていたので、あとはサーブレシーブで崩れないことをアドバイス。1・3ゲームを落としていたので、最終5ゲーム目のチェンジエンドまでのサーブレシーブだけをアドバイスし、イメージ通り5対5からは連続得点をあげ3対2で勝利!

【 ハイライト動画です 】

勝ちました!試合終了19:00にも関わらず最後まで応援してくれたサポーター、会場の設営撤収をしてくれているヘルパーに勝利をプレゼントすることができました!これでチームは4勝4敗。

今日は宇田が2失点してしまいましたが、キリアンとバースティーが大車輪の活躍。今までもフィリップが大逆転でタスキをつないでの勝利や、宇田がアポロニアに勝ってチームが逆転勝利をしている試合もあるので、その試合その試合でヒーローが出て良いと思います。これが団体戦です。

細かい戦術・技術ももちろんですが試合後に宇田に伝えたことは
「ミスをしてガックリした表情をしたり不安で素振りを繰り返さない方が良い。もっと堂々と試合をして「俺は強いんだ!」」という風格を出していくこと」
「エースとして出場しプレッシャーがあるかもしれないけど、沢山のサポーター・ヘルパーが応援してくれている中で、自分らしさをとにかく発揮しよう」
の2つでした。

ブンデスリーグでプレーするということは、単に卓球の技術・戦術のレベルアップだけを求めていたら成長速度は急上昇しないと思います。まだまだ宇田は試合中に自分しか見えていません。ブンデスリーグの1台のコートの雰囲気や卓球台のすぐ隣から、凡ミスに対しては「アー」のがっかりな、素晴らしいプレーには立ち上がって大声援をくれる声。応援してくれる人たちの視線も感じながら「最高峰のプロリーグで生き残るためには何が必要なのか?」を感じ取ってほしいです。その時が来たら一気に急成長すると思います。

及川も1部リーグ最初のシーズンはボッコボッコにされていたのを思い出します。吸収して急成長のキッカケを掴んでほしいです。

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