いよいよスタートしましたドイツ・ブンデスリーグ!
コロナが収束したわけではありませんが、マスクなし、観客制限なしでようやく試合をすることができました。
開幕戦はホームにブレーメンを迎えて行われました。ブレーメンは世界ダブルス優勝のマティアス・ファルク(スウェーデン/WR33位)が強く、2番手にグラシメンコ(カザフスタン/WR26位)、グレンツァオから移籍したプレテア(ルーマニア/WR134位)アギーレの布陣。クニックスホーフェンは宇田選手が出場できず、バスティ、キリアン、フィリップ、新加入のアレグロ(ベルギー/WR87位)。
過去にファルクに勝ったことがないので、チームとして勝つためには2番手のグラシメンコに勝つ事、そしてダブルスに持ち込む事。昨シーズンの後半戦ではバスティがグラシメンコを捕まえ、ダブルスに持ち込んでの勝利だったので、お互いにオーダーの読み合いからスタートしました。
まずは3番に出てくるであろうグラシメンコをバスティが捕まえる。2番に出てくるであろうプレテアをアレグロが捕まえる。ダブルスはキリアンとバスティ.. 私の決断。
オーダー交換が終わり、完全に読まれていました。エースがファルクで、なんとグラシメンコは2番(バースティーは3番と読まれていました)、3番にアギーレ..
16:00試合開始
1番 アレグロ vs グラシメンコ。過去の対戦はいつもギリギリの2対3での敗退。YGサーブから展開を作りフルゲームジュースまで持ち込みましたが、
グラシメンコの執念が上回り僅差での敗退..
2番 フィリップ vs ファルク。ヨーロッパ選手権にも出場しているフィリップはこの日に向けての仕上がりは完璧。私が一度も勝った事のない難敵を、何と3対0で撃破!「右対右でファルクに勝つのは簡単ではない」と思っていた私に戦い方のヒントをくれました。フィリップ凄い!
2番を終え、15分の休憩。ダブルスのオーダー交換が行われましたが、左のアギーレではなく、グラシメンコとプレテアの右右のダブルス.. 昨シーズンはグラシメンコ・アギーレ組に勝利していただけに、また予想のつかない展開になってきました..
3番 バスティ vs アギーレ(パラグアイ/WR70位)。過去に一度負けた事のある相手は開幕戦ではバスティといえどやりにくいです。しかし万全の試合勘ではなくても、ジュースのゲームを勝ち切って帰って来るバスティは流石です。3対0で勝利!
4番 アレグロ vs ファルク。第2ゲーム終盤にタイムアウトを取り何とか1対1には持ち込んだものの、ファルクのバックハンドは溜息が出るほど精度が高く1対3での敗退。
5番 バスティ・キリアン組 vs グラシメンコ・プレテア組。台上に難のある相手を崩し第2ゲーム4対1までは完璧なペースでしたが、そこからしっかりと動いてきた相手に逆転され、第3ゲームも10対5からの逆転負け。ゲームカウント1対3での敗退でした。
【 ハイライト動画です 】
新しい審判が来たこの試合。審判のジャッジに揉めに揉めました。
試合後も気持ちが収まらず動画をチェックしましたが…
どうでしょうか….
動画には入れていませんが、アレグロ vs ファルク戦でも完全にサイドのボールを審判がファルクのカウントに。それをファルク自身が「いや、相手のカウントだよ」と自ら失点を認めた場面もありました。
試合後に審判長に詰め寄ってしまいました。「完全なジャッジミスでしょ。審判は試合中に交代できないの?」「できるけど、私たちはしたくない」「そうじゃなくて、あの誤審はどうするの?」「もっと審判が集中しなきゃね..」
開いた口が閉まりませんでした.. 結果論ですが1番が勝ってれば3対0での勝利..
判定は覆りませんので、次節に向けて準備しなければなりません。次節は9月5日(月)オクセンハオゼンでのアウェーマッチです。
今シーズンのブンデスリーグはオプチョロフ(ドイツ/WR10位)やモレガルド(スウェーデン/WR6位)もプレーするため、世界トップのハイレベルな戦いになります。最後まで頑張り抜かなければなりません。
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