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ドイツ1部監督。青森山田前監督

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板垣孝司の全レシーブ克服
元青森山田学園卓球部監督、現ドイツプロリーグ1部チームのヘッドコーチ。初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを紹介します。
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2021年9月11日 11:40 公開

ドイツ・ブンデスリーグ第4節・vs ザーリュブリュッケン 【 シュテガーが二人のオリンピアンを撃破も2対3で敗退 】

ドイツ・ブンデスリーグ第4節・vs ザーリュブリュッケン 【 シュテガーが二人のオリンピアンを撃破も2対3で敗退 】

第4節・アウェーでのザーリュブリュッケン戦が9月8日に行われました。今シーズン、まだシャン・クン選手(中国)がプレーしていませんが、東京オリンピックで一躍有名になったダルコ・ヨルギッチ選手(スロベニア/WR25位)、フランシスカ選手(ドイツ/WR17位)、3番手のポランスキー選手(チェコ/WR141位)は、昨シーズン・ブンデスリーグとヨーロッパチャンピオンズリーグで準優勝しています。

クニックスホーフェンはシュテガーがどこまで調子が上がってくるか、マキシムは9月末に行われるヨローッパ選手権のためのドクターチェックでロシアにトンボ帰りで行ってきたばかり。強豪のビッククラブにどこまで迫れるかの試合でした。

オーダーは昨シーズン、ダルコに勝利しているマキシムを3番に置いてダルコ狙い。エースはシュテガー。しかし、ダルコがシュテガーを捕まえに来て2番。3番がポランスキー。

19:00 試合開始。

1番 キリアン vs フランシスカ。ブッチリ切れた下回転サーブから始まり、ハーフロングに対するストレートへのバックドライブ、フォアハンドのカウンタードライブと、とにかく1球1球のボールの質が高いフランシスカに対し、勝機を見出すことができず0対3での敗退。

2番 シュテガー vs ダルコ。試合前半は、強烈なダルコのバックドライブが火を吹きましたが、次第にサーブレシーブに慣れてきたシュテガーが、徹底して台上での展開に持ち込みます。ダルコのバックドライブは「ノーバウンドで打っているのか?」と思えるくらい打球点が速いのですが、

1球凌いでからの大きなラリー戦でも得点を重ね、3対1での勝利!私もダルコと1シーズンを過ごしているので彼のプレーは熟知していますが、戦術を伝えると試合中に切り替えることのできるシュテガーはやっぱり凄いです、

3番 マキシム vs ポランスキー。移動が多く練習量が少なかったため、万全ではなかったかもしれないマキシムですが「俺はいつでも試合はできる!」とハングリーな気持ちは若い選手が強くなるためには必要な要素だと思います。豊富な運動量と技術力でポランスキーを捕まえ勝負は最終ゲームへ。
5ゲームの立ち上がりに力んでしまい連打にミスが出て2対3で敗退しましたが、あと一歩。

4番 シュテガー vs フランシスカ。ここ数年はフランシスカに勝ったことがないシュテガー。ただ今日のシュテガーはフランシスカの質の高いボールも完全にキャッチし、8対8や10対9の場面でエッジボールや角当たりで入るなどツキもありましたが、それにしてもフランシスカの強烈なループドライブをカウンタードライブで感覚の良さはベンチから見ていても本当に凄いです。オリンピック団体銀メダリストを3対0で下す大金星!

5番 キリアン・マキシム vs ダルコ・ポランスキー。両選手共バックの横回転サーブから試合を作ってくるため、なかなかストップの典型に持ち込めないキリアン・マキシム。ストップができずフリックやチキータをさせられて狙われる展開が多く、最後は相手の好プレーも出て1対3で敗退。

チームは2対3で敗退し、1勝3敗となりました。

【ハイライト動画です】

今シーズンはここまで強豪の3クラブ(デュッセルドルフ・オクセンハオゼン・ザーリュブリュッケン)との試合があったので、むしろここからが勝負です。次の試合は9月11日(土)アウェーでのグルーンウェッターズバーグ戦です。昨シーズンまでは少し力の落ちるクラブがありましたが、今シーズンはどのクラブも戦力が整っているので、タフな試合が続くと思います。

チームの大黒柱シュテガーの調子が上がってきたのが嬉しいです。次は4年前のダルコのような、救世主的な活躍をする若手2番手選手を育てなければなりません。

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