待ちに待ったブンデスリーグ 2021-2022 シーズンがスタートしました。開幕戦はホームに強豪オクセンハオゼンを迎えてスタート。コロナのため観客数は最大250人までと聞いていましたが230人のお客さんがホールに足を運んでくれました。昨年度の無観客は少し寂しい試合でしたが、やはりお客さんの前で試合をすることは選手にとっても緊張感が全く違います!
オクセンハオゼンは大エースのカルデラーノ選手(ブラジル/WR8位)が移籍しましたが、ファンタスティックなプレーで観客を魅了するゴジー選手(フランス/WR20位)、ヤー選手(アメリカ/WR28位)、ヨーロッパジュニア・シングルス準優勝のクルジスキー選手(ポーランド/WR380位)は強いです。
クニックスホーフェンは昨シーズンシングルス20勝のベテラン・シュテガー選手(ドイツ)、直前まで行われたハンガリーオープンで大活躍したキリアン選手(ドイツ)、東京オリンピック リザーブプレーヤーのフィリップ選手(クロアチア)の布陣で挑みました。シーズンオフの約4ヶ月の間、どの選手も練習に規制があり、久しぶりの団体戦ということもあり、どんな展開になるか全く読めない試合でした。
15:00 試合スタート..
相手のオーダーはエースのゴジー選手をダブルスに使ってくる予想外のオーダー。
1番 シュテガー選手 vs クルジスキー選手。若くて向かってくるクルジスキーに持ち前の「本番の勝負勘」が発揮できないシュテガー選手。クルジスキーの胸板の厚さは昨シーズンの2倍になっていて、両ハンドのフルスイングドライブだけでなく
バックサーブと丁寧な台上処理で戦ったクルジスキーに1対3で敗退。まだ世界ランク380位ですが、ブンデスリーグで鍛えられれば彼は数年後世界のトップに来る可能性があります。
2番 フィリップ選手 vs ヤー選手。テンポの速いヤーのブロックに捕まったフィリップは、打開策が見つからず1対3での敗退。
3番 キリアン選手 vs ゴジー選手。ここでキリアンが負ければ0対3での敗退。しかも相手はゴジー。ただキリアンもハンガリーオープンでピッチフォード(イングランド/WR14位)にも勝利し準優勝してきたキリアン。簡単には負けないと思ってコートに送り出しました。試合開始からファンタスティックなプレーを見せるゴジーに対し、積極的な台上プレーから豪打を叩き込むキリアン。最終ゲーム11対10でネットインが入り歓喜の勝利!
4番 シュテガー選手 vs ヤー選手。1番で敗退し、まだ「今シーズンの自信」がプレーに見られないシュテガーでしたが、我慢我慢の展開から3対1で勝利!
5番 キリアン・フィリップ組 vs ゴジー・クルジスキー組。チキータから大きなラリーの強烈な両選手に対し、ストップストップの展開を多くしたキリアン・フィリップがゲームカウント2対1とリードしましたが、やはり最後はクルジスキーのチキータに捕まり、2対3での敗退..
チームも2対3で敗退しました。
【ハイライト動画です】
長いシーズンが始まりました。残念な惜敗でしたが、キリアンが格上とも互角以上に戦える目処が立てば、どのチームとも十分に戦える力があると感じた大試合でした。
試合を終え「今日、2試合やったから明日は休養とるよね?」とバースティーに聞くと「コージ、練習はマストだろ。昨シーズンあれだけ得点を稼いだナックル性ロングサーブは今日は質が低かった。サーブ練習はやってきたけど、やっぱり試合で本当に出せるかは全く違う。それに頭ではわかっているのにクロスにばっかり打ってしまう。明日はここの確認を軽めにやるよ」との返答。結局、翌日は2時間みっちりと汗を流したバースティがチームを引っ張ってくれると思います。
休む間もなく8月25日(水)ムールハオゼンとのアウェーゲームです。
プレミアムサービスで板垣孝司監督の卓球指導動画が見放題