深夜12時に帰宅したアウェイのベイグノイシュタッド戦。朝までほとんど眠れませんでした。
相手チームのエース・デュダ選手(ドイツ WR43位)選手は強烈な下回転サーブと切れたストップレシーブが得意で、先日のポーランドオープンではダルコ選手が0対4で敗退しています。ベンチの私もなす術なしの試合でした。デュダ選手に2勝されるとチームの勝利が遥か遠くなるこの試合に向けて、その前回対戦した試合と吉田海偉選手が4対0で勝った試合からかなり詳細な戦術動画を作成し選手に送り、試合に臨みました。
前節、初勝利をあげ現在8位、ベイクノイシュタッドも前節初勝利で9位。お互いに負けられない試合です。
1番でダルコ選手(WR120位)がデュダ選手と対戦。第5ゲーム、0対7と離されますが、何とここから大逆転!タイムアウトで「ダルコ、この試合は互角の勝負。必ず8対8で追いつくから!」と声をかけました。試合終了後「コウジ、動画をありがとう。前回と全く違う試合だったよ。僕のベストゲームの一つだよ。ただ追いついたのは9対9だったけどね」と笑うダルコは、強い。
2番の及川選手(WR76位)も苦しみながらロブレス選手(スペイン WR63位)を下し2対0とリードします。
3番のキリアン選手が破れ、4番エース対決で及川選手が僅差で敗退し、勝負はラストのダルコ選手対ロブレス選手に委ねられます。
ゲームカウント2対0から追いつかれたダルコ選手が気迫あふれるプレーで第5ゲーム7対1とリード。
以下、試合のハイライト動画になります。
最後まで諦めないホームチームの力でしょうか。今度は「自分の卓球人生で初めてこんな負け方をした」とうなだれるダルコ選手。
「ここまで追い詰めながら、、、」眠れない夜が始まりました。。。
卓球は難しいです。試合は本当に怖い。
試合をライブ中継で見ていた邱コーチがメールをくれました。「板垣、惜しかった。クニックスホーフェンの選手は若い。板垣も勉強勉強。板垣が自信があるなら選手は勝つよ。まだまだ頑張れ。」邱コーチはベルギーオープンで日本のジュニア選手のベンチに入り、アポロニア選手、フランジスカ選手といった世界の強豪に勝たせました。
【写真は松澤選手からもらいました】
移動中に日本国内の試合の結果を調べると卒業生が大活躍をしていました。全日本社会人で男子は仁(上田選手)が優勝、コウキ(丹羽選手)が準優勝、卓(高木和選手)が3位。女子はマリナ(松澤選手)が優勝、リカ(鈴木選手)が準優勝、美咲(森薗選手)が3位。男子ダブルスはジンタク(神選手)が優勝。女子ダブルスはエカ(宋選手)が優勝。全日本学生でもマサ(森薗選手)が優勝、航平(三部選手)が3位、女子は、みなみ(安藤選手)が優勝。
本当に素晴らしい卒業生の努力。
尊敬に値する卒業生たち。ヤマダで共に過ごした日々を思い出して、自分も踏ん張らねば。
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