10月8日(土)アウェイでのザーリュブルッケン戦は厳しい試合になると予想していました。同チームの1部でプレーしているボーヤン・トキッチ選手(世界ランク37位)が数試合限定で2部の試合にも出場しているからです。トキッチ選手に3勝されたら、5対5の引き分けに持っていくのも簡単ではなくなります。
前半のダブルスは1勝1敗でスタート。
3番。前日にドイツ入りしたばかりの及川選手。なかなか波に乗り切れずムッティー選手(イタリア)に2対2の5ゲーム目、5対4リードから5対9と追い詰められます…
しかし、ここから6本連取で大逆転!値千金の1勝!
4番。Filip Zeljko選手1対3トキッチ選手。
5番。Kilian Ort選手3対1ワン選手
6番。Vybony選手0対3セメノフ選手
ここまで3対3全くの互角です。
7番。及川選手0対3トキッチ選手。
実際の試合映像をまとめたので見てください。
安定したSV・RVとハーフボールを全く見逃さない技術。そしてバック系技術のミスのなさは流石です。前日、2時間かけてユーチューブを見て対策を練ったつもりでしたが隙なしでした。
8番。Filip Zeljko選手3対2ムッティー選手。僅差の大一番でした!
9番。Ort Kilian選手3対1セメノフ選手。
今節、単複3勝を挙げたキリアンは未だ負けなしの全勝中。
これで5対4。負けはなくなりましたが5対4リードで任された最後の試合はVbony選手。引き分けで終わるか勝つかの大一番!相手はレギュラー選手の怪我のため出場した中国人のコーチですが、回転量の多いフォアドライブは流石です。なかなか点差が離れません。11-9,9-11,11-9と僅差ながらゲームを先行し4ゲーム目もリード。
Vybo凄い!
「ラストなら任せろよ。相手がトキッチでもラストなら大丈夫だよ!」と言っていたVybo選手。
セット間のアドバイスで「ビボ、悩んでいるのはSVかRVか?」「いや、俺の歳だよ」。「相手も疲れてきて動きたくないんだから長いツッツキで振り回してもいいよ」「いや、俺は先に動きたいんだが…」と冗談なのか本気なのかわからないやり取りをしていましたが、結果を出すのは凄いことです。
現在首位のザーリュブルッケンに勝利し、まだ3試合が終わったばかりですが負けなしで首位に躍り出ました!
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